税理士という存在


相続相談を機に、税理士との接点を持っておくメリットは、当面の問題の対処だけにとどまりません。私達が実社会で暮らして行く中、今後どのようなトラブルが待っているのか、こればかりは想像がつきません。時に法的対処を視野に入れた対策を講じねばならない場面など、私達の知識と経験値だけでは不十分な場面に直面した際、税理士の持つネットワークが頼りになります。

名刺交換たとえば法的な問題が複雑化すれば、懇意の税理士の紹介で弁護士へ相談出来ます。一面識も無い弁護士ではなく、既に信頼関係を築いた税理士の紹介となれば、やはり安心感が違います。その他にもさまざまな国家資格を持つ方々とのネットワークを通じ、トラブル以外にも、たとえばご自身やご家族の独立開業時など、大きな節目に際しての相談相手に窮する事もありません。

また最初に相談する税理士を選ぶ際には、相続関連を得意とする税理士を選んでください。それぞれ得意分野を有されており、ホームページ上の自己紹介などにその旨が記載されていれば、候補の1人と捉え、人選を続けてください。また相続問題に関する無料相談を実施している税理士も多数おられますので、こうした機会の活用からのファーストコンタクトもお薦めです、

放置厳禁の相続問題


悩む人相続問題は金銭面のみならず、家族親族間の人間関係を複雑に悪化させてしまい、日常生活への支障が避けられず、トラブルが中長期化するリスクも見過ごせません。こうした状況に置かれてしまう原因の1つとして、誰もが当事者となる可能性が避けられぬ、相続に対する認識と意識の薄さ、そして想定外の財産や負債の存在に対する、人間の欲の部分に挙げられます。遺産の金額や時価が明確となり、自分以外の親族がより多く相続する事実に対する妬み、反対に負債を回避すべく相続放棄せざるを得ない状況に対する不満など、感情が絡むだけに厄介です。

裏返せば早い段階から、財産や負債の有無とその金額や時価を掴んでおく、法的に有効な遺言状を作成から、相続する側が不満や文句を述べられない状況を構築しておくなど、事前の対策がトラブルの回避に繋がると言えるのです。こうした相続問題対策に際しては、やはり然るべき専門家助言や力添えが欠かせず、税のスペシャリストである税理士がベストな相談相手です。特に相続税の発生が確実である、あるいは遺産分与に際し、これまでの人間関係から一悶着が想定される方々であれば、より早い段階から税理士に状況を説明の上、有効確実な対策を講じておかれるのが賢明です。

相続相談の重要性


お金多くの方々の誤った先入観として、取り立てて高額な財産や資産などが見当たらぬ自身には、相続問題など起こり得ないとの安易な考えが挙げられます。相続問題はあくまでテレビドラマや小説の向こう側、そしてごく限られた「大金持ち」と称される人達限定のトラブルであり、自身にとっては対岸の火事的な出来事と捉える傾向が見られますが、これは大きな間違いです。金額や時価額の大小に関わらず、相続は誰もが当事者となるタイミングが訪れ、法で定められた適正な対処が求められ、放置してしまえば最悪ペナルティが届けられ兼ねぬ、非常に重要な人生に於ける「義務」だと解釈しておかねばなりません。

しかしながら相続に関する専門知識を、私達は日常的に意識しながら生活している訳ではありません。非常に複雑な一面を持つそれらに関しては、やはり豊富な専門知識と対処経験を持つ、然るべき専門家からの助言や力添えが欠かせません。何より大切なポイントとして、いざ相続問題が生じてから慌てるのではなく、相続の対象となる人物が存命中から、自身が現在置かれた立場と現状を正しく把握の上、有事に際してのシミュレーション、すなわち「備え」を整えておく姿勢が大切です

ここでは現在正直右も左も分からないと、半ばお手上げ状態の方々、あるいは「その時になれば何とかなる」との開き直りをお持ちの方々に、ぜひ実践をお薦めしたい、税理士への相続相談に関する基礎知識をお伝えします。これまで接点が無いと感じられた税理士が、相続相談を持ち掛ける相手先としてベストである理由など、出来るだけ噛み砕いた内容をお届けしますので、ぜひご確認ください。